11/3
朝がいつもとてもきれいでした。
ワークショップが始まってから知ったのですが、今回のワークショップのテーマが「Perspective of Graal Glass」だったらしく、グラール玉という装飾したガラス玉を作り、ホットショップで職人さんやブロースタッフにピックアップ&成形してもらう感じでした。
僕は、こんな感じのと、もうひとつ道で拾った落ち葉をモチーフにものをエングレーヴィングで彫りました。
できたグラール玉は窯にいれて、翌日ピックアップしてもらいました。
Eischの職人のおじさま。
彫った絵柄がガラスの動きに合わせて、伸びたり膨らんだりするのを見て、なんか改めて溶けたガラスっておもしろいなぁ〜と思いました。
職人さんはボヘミアンスタイルと言われるドイツ南部やチェコの伝統的な吹きガラスのスタイルで制作していました。ボヘミアンスタイルは、全ての工程を立ったまま作業するのが特徴で、道具とかにも工夫があり、見ていてとてもおもしろかったです。
日本の工場吹きと似ていて、1個仕上げるスピードがベンチに座らない分、早かったです。型吹きでの量産に対応する為に、合理的に考えられた感じのスタイルでした。
今回のブロースタッフのトールステン↑は、ドイツ以外に様々な国で吹きガラスをしているので、色んな国のブロースタイルをミックスした感じでした。
僕も、久しぶりにちょっとだけアシストしたりしました。
広瀬氏は自らピックアップしてました。
かっこよかった!
除冷が終わったガラスはこの機械で歪みがないかチェックします。
ドイツは色んなとこで、こういう品質管理の工夫がありました。
最後はコールドワーク。
平盤→砂ずり→パミス→セリウムという流れで、学生時代にチェコ人の先生に習ったコールドワークのやり方とほとんど同じでした。
毎日があっという間に過ぎていきました。